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2020.00.00
バスケットボール|秋田|2020.00.00
実戦の不足を質の高い練習でカバーし
全国の高みを目指す
[湯沢翔北高校]遠征ができない中でも、質の高い練習を
気合を入れる選手たち
樋渡監督は、湯沢翔北高校が統合する前の湯沢北高校時代から、女子バスケ部を全国に引率してきた実績を持つ。「今年はコロナの影響で、合宿も遠征もできず、部内での練習に力を入れてきました。選手たちはこの夏怒られっぱなしでしたよ」と笑う。
例年のように対外試合はできなかったが、実績に裏打ちされた練習の質には自信がある。「これまで関わってきてくださった専門家の力を借りて、選手の栄養・メディカル・メンタル面のサポートをしてきました。いい練習をするために必要な情報が入ってくる環境はありがたいです」
今年初の公式戦となった予選会を終え、チームの課題について監督はこう話す。「実戦での状況判断が適切ではなく、相手にチャンスを与えてしまう場面が多かったですね。心理的に負荷がかかる特別な場面では、どうしても経験値のある選手のほうが成功率は高くなり、若いチームは不安定さがあります」
チームの特徴は、飛澤彩乃(2年)、奥山せり(2年)、佐々木雅那(2年)、齋藤花純(2年)、鈴木杏梨(1年)による3Pシュートをきっかけにした速い展開の攻撃だ。ウィンターカップに向けて、選手間のプレーの連動性を意識して練習に取り組んでいる。
「ミスをしないようにとなると、どうしても消極的になってしまうのですが、チャレンジしながらミスを減らしていくのが大事です。難しいんですけどね。それをしてこそ自信がつくし、成果も上がります」と監督。
練習中、選手たちがプレーの目的を理解していないと見ると、すぐに「集合!」の笛が鳴る。今、練習している動きの目的、どんな場面で有効なのかを、選手たちが理解するまで徹底的に説明する。「ただ繰り返すのではなく、目標を設定するのが大事」と繰り返す監督に、選手たちの眼差しも真剣だ。
狙いを定める小田原未呼(1年)のフリースロー
178センチの長身を生かしインサイドの要となる佐々木心晴(3年)
佐々木凛(1年)のダイナミックなシュート
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