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2020.10.07
野球|青森|2020.10.07
一戦ごとに力をつけた八学光星、
17回目となる秋の青森制覇
[令和2年度 秋季青森県高等学校野球選手権大会]最後の1枠は聖愛か、青森か
試合開始前、スタンドに挨拶する聖愛の選手たち
東北大会への最後の切符を懸けた3位決定戦。試合は初回から動いた。
1回裏、聖愛は二死から4四死球による押し出しで先制。2回裏にも3四死球でチャンスをつくり、二ゴロの間に走者1人が生還。その後は相手の失策も絡み、この回3点追加した。
4点リードされた青森も黙ってはいない。4回表、一死1、2塁から5番・中園が三塁打を放ち2点返した。
試合は2点差のまま終盤を迎え、8回表に再び動き出す。一死2塁、青森は4番・外川の左前適時打で1点差まで迫ると、続く5番・中園の二塁打で2、3塁とする。
一打逆転の場面だったが、6回からマウンドに立つ聖愛の1年生投手・葛西が連続三振を奪い得点を許さない。続く9回も全員三振に抑え、5者連続三振という圧巻のピッチングで試合を締めた。
聖愛の1年生投手・葛西
結果的には序盤の4得点が勝利へとつながり、無安打で点をとるという持ち味を発揮した聖愛。原田監督は新チームについて「東北大会でも十分に通用する」としたうえで、「体づくりと振り込みを強化して頑張りたい」と意気込みを語った。
あと一歩及ばなかったが、リードされていてもベンチの雰囲気が良かったという青森。成田監督は投手の制球や守備の甘さという課題も挙げつつ、「(4回や8回のような)状況をつくったのも選手たちの力。そこを伸ばしたい」と話した。
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