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2021.1.17
バスケットボール|青森|2021.1.17
全力を尽くした3年生の姿を胸に
伝統の堅守速攻で戦い抜く!
[弘前実業高校]撮影◉間垣幸子 文◉田仲敦子
立ち上がりから気迫あふれるプレーを見せた弘前実業。持ち前の堅守速攻で終始光星を翻弄した
因縁のライバルとの決戦
「勝てた試合だった。最後に自分が3Pシュートを決め切れなかったことが敗因。監督をウインターカップに連れていきたかったです」
準決勝の試合後、キャプテンを務めた辻愛輝(3年)は、悔しさを噛みしめながらこう語った。
因縁のライバル、と言ってもいいだろう。昨年のウインターカップ県予選の決勝、そして夏の代替大会準決勝で敗北を喫した八学光星との決勝進出をかけた戦いは、まさに死闘だった。
持ち味の機動力を生かした攻撃や、力を入れて取り組んできた3Pシュートで快調に得点を重ねた前半。均衡した試合展開ながら、弘前実業は6点リードで最終クオーターを迎える。「必ず勝つ」。メンバー全員がそう信じていた。しかし、中盤で光星に逆転を許すと、その後点差をひっくり返すには至らず、93対96で試合終了となった。
「最終的にチャンピオンの底力を見せつけられました」と振り返る奈良元コーチ。熱戦を繰り広げた選手たちに対しては「最後まで全力を尽くしてくれた。特に辻は、プレー面でも、キャプテンとしてもチームをよくまとめてくれました」と、その頑張りをたたえた。
ポジションに関係なく、どの場面でも、誰でも3Pシュートが打てるように練習を重ねた
弘前実業の機動力バスケを支えた#4辻愛輝。攻守にわたり気持ちの入ったプレーでチームを引っ張った
シュートが決まるたび盛り上がるスタンド。1,2年生は、全力を尽くす3年生の姿を目に焼き付けたに違いない
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