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  • 2020.12.17

    バスケットボール|青森|2020.12.17

    新たな歴史を刻んだ
    ウインターカップ県予選
    [青森商業高校]

    撮影◉間垣幸子 文◉田仲敦子

    新たな歴史を刻んだウインターカップ県予選 さらなる高みを目指して新体制がスタート     [青森商業高校]

    「打倒柴田学園」を合言葉に過ごしてきた3年間。#4赤石、#5杉山、#7澤田、#9工藤、#10籠田、マネージャーの倉内や太田も含めたら3年生は、これまでの全ての思いをぶつけて戦った

    初の準優勝に輝く

     創部以来初となる準優勝に輝いた青森商業高校。今年1月の新人戦で敗北を喫した青森西高を準々決勝で破ると、その勢いのまま聖愛に競り勝ち、見事決勝の舞台へ。夏の女王柴田を相手に善戦を繰り広げた。

     

    「初戦から毎試合苦戦を強いられましたが、3年生がどのような場面でも落ち着いてプレーをしてくれた。3年生の成長を感じた大会でした」

     

     チームの指揮を執る小野公太郎コーチは、こう振り返る。決勝戦については「タフな試合を勝ち上がってから戦う柴田の高さや速さは苦しいものがありましたが、そのような中、最後まで堂々と戦った選手たちを誇りに思います」と話し、全力を尽くした選手たちに賛辞を贈った。

     

    1年時からチームをけん引してきた赤石梨華(3年)は試合後、「マネージャーを含む8人の3年生全員が最後までチームに残りここまで戦えたのは、先生方や保護者、たくさんのOBのお陰です」と、真っ先に周囲への感謝の言葉を口にした。そして、キャプテンらしい凛とした表情で「負けてしまったが、今までやってきたことは全部出し切れたと思う。悔いはないです」と達成感をのぞかせた。

     

    そんな3年生の気迫をコート上で感じていたのが、新チームのキャプテン上村菜結(2年)だ。「いつも以上に気迫のこもった3年生の目つきや後ろ姿、リーダーシップに圧倒されました」と話す上村。最後まで諦めず攻め続ける姿に、胸を打たれたという。

     

     県予選から2日後、新体制がスタート。始動したばかりの新チームについて小野コーチは「2年生を中心にやる気はあるようですが、自分たちで厳しい練習ができず、日々3年生の偉大さを痛感させられている。ただ、伸びしろだらけです」と可能性を示した。今後は、県予選を通して見えてきた課題に取り組み、チーム力を高めていきたいと話す。目標は強豪私立を倒して全国大会に出場すること。さらに、「選手たちの将来を見据え、大学やその先でも通用するような心・技・体を身につけさせる指導を行っていきたい」と続けた。

     

     上村もまた「県ナンバーワン」を目標に掲げる。「プレーも普段の生活面でも積極的に行動することで、県ナンバーワンにふさわしいプレー、心や考え方を身につけていきたい。そして、周りから応援されるチームを目指します」と意気込んだ。

     

    2021年1月、新チーム最初の公式戦となる新人戦が開催される。青森商業が目指す全国への道のりは決して平たんではないが、彼女たちの挑戦は始まったばかり。これからの成長を期待したい。

    鋭いドライブや的確なパスで得点を生み出した#4赤石梨華。キャプテンとして、司令塔としてチームを引っ張った

    序盤から均衡したゲームとなった準決勝の聖愛戦。両チーム一歩も譲らぬ攻防が続いたが、要所要所で決めるべきシュートを決めた青森商業。69対61で勝利した

    1年時からチームの主軸として活躍してきた#5杉山夢子。大事な戦いでエースの存在感を示した

    決勝の柴田戦。点差はついたものの、3年生を中心に最後まで諦めず戦い抜いた

    シュートが決まるたび大きな盛り上がりを見せるベンチ。コートもベンチも気持ちは一つだ

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