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  • 2021.03.30

    ラグビー|岩手|2021.03.30

    ラグビー王国岩手の復活へ
    逆境から成長するチームに

    岩手ブレイズラガー

    撮影◉清水健太郎 文◉菅原恵美

    ラグビー王国岩手の復活を目指して 逆境だからこそ成長する  岩手ブレイズラガーチームに

    八幡平市ラグビー場で久しぶりの試合に意気込む岩手ブレイズラガーのメンバー。藤原護ゼネラルマネージャー(右端前から3番目)、キャプテン高橋和幸(1列目中央)

    初戦にしてブロック決勝戦という前代未聞の状況

     

     2020年10月25日。岩手ブレイズラガーは今季初の公式戦、東日本クラブラグビー選手権大会・東北代表決定戦に臨んでいた。

     

     

     冷たい雨が降りしきる中、八幡平ラグビー場で行われた東北ブロックナンバー1を決める試合は、初戦にしてブロック決勝戦という前代未聞の状況になった。対戦相手は同じ岩手の紫波オックス。初戦ではありえないカードである。

     

     

     従来、東北6県のチームがトーナメントを組んで争い、勝者が次に駒を進めて首都圏や北関東甲信越、北海道の各ブロック代表と対戦し、東日本の代表チームが決まる。ここで優勝すると全国クラブ大会の出場権が与えられ、関西や九州ブロック代表と、前年度の上位3チームが所属する協会推薦チームで争い、日本一のクラブチームが決まる。

     

     

     しかし今大会はコロナの影響で出場辞退が全国で相次ぎ、東北予選は予定していた7チーム中、参加できたのは岩手の2チームのみ。勝者が次に戦う北海道代表も辞退したため、次戦は東日本の決勝。不本意ながら全国出場に王手がかかる岩手勢同士の一戦となった。

     

     

     開始5分、紫波陣営のゴールライン前でのスクラムでブレイズラガーが押し込みトライ。コンバージョンゴールを主将のFB高橋和幸が決めて7点を先制。その後も終始ブレイズラガーが主導権を握り、紫波陣営でのプレーが続く。前半終了間際にTB水上塁輝がトライ。ゴールキックも成功し14-0で前半を終えた。

     

     

     後半になってもブレイズラガーの優位は衰えず、後半5分にはHB児玉康のトライなど、3トライ、3ゴールで21点を追加、35-0で試合を終えた。

     

     

     久しぶりの試合に選手たちからは自然と笑顔がこぼれていた。しかし課題が多く残る試合だったことは否めない。キャプテンの高橋和幸はこう振り返る。

     

     

    「練習不足が出てしまった試合内容でした。ペナルティや簡単なミスがたくさんあり、ゲームがすぐに止まって継続してプレーができていなかった。実戦の感覚が落ちていることを感じます。後半になって体が動き始めると、コミュニケーションも取れてきて、連携は少しずつ良くなってきたかなと感じました」

     

     

    「ゴール前はモールなど連携をしっかり固めて、確実に点を取ることを意識したい。あとはエリアマネージメントの部分。相手の陣地で優位に戦えるように、自陣から攻めていきたいと思います。決勝まで残りの1カ月で修正したい」

     

    相手の守備を突破するBKの若手成長株、WTB八重樫恒平(黒沢尻工業高校卒)

    力強いランで防御を突破し好機を広げるベテラン組のCTB千田優豪(盛岡工業高校・白鴎大卒)とFL及川伊(水沢工業高校卒)

    人に強く、スピードとパワーで守備網を切り裂くFL三浦怜央(宮古高校卒)

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