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2021.03.11
ラグビー|岩手|2021.03.11
光るディフェンス力
経験値を得た若手が脅威に
黒沢尻北高校撮影◉高橋文章 文◉菅原恵美
特別な1年を共に戦い抜いた黒北の選手たち。粘り強い身上の防御力で存在感を示した
際立ったフォワード陣の活躍
黒沢尻北高校にとって2020年は飛躍の年となった。
オータムブロックチャレンジトーナメントの東北ブロックを制し、6大会ぶり6回目の花園に出場。東北新人は3位に入り3月24日から開幕する全国高校選抜大会に第3代表として挑む。
これまで黒沢尻北といえば、バックスの速い展開ラグビーが代名詞になっていたが、昨年からスピードに加え、フォワード陣の活躍が際立っている。要の選手をけがで欠きながらも花園予選からこの持ち味は随所に威力を発揮していた。
準決勝の宮古戦では、バックスライン攻撃の中にフォワードも混ざってトライを決め、モールからもトライを取って宮古を圧倒。ゴール前ではラックサイドを攻め続けて得点し、63-3で勝利した。
決勝戦は、盛岡工業の重量級フォワードにも押し負けず、ゴール前ディフェンスで前に出てタックル。しかし前半戦で2ペナルティゴールを失ったことが痛手になり、後半1トライを取り返すが、1トライ1ゴールを奪われ、結果は5-13で敗退する。だが内容面は悪くなく、ボールを保持して攻撃をし続ける盛工に対し、黒北のディフェンスはしっかり機能していた。
赤黒ジャージが黒北。左から及川寛人、細川聖、主将の渡邉星輝、右端は吉田羽留
スクラムでプレッシャーをかける両者。黒北はより低い体制で密着して盛工重量級フォワードを迎え撃つ
ハイスピードで防御を突破する2年生の及川楓雅(中央)。素早くサポートに寄る渡邉星輝(左)と佐々木瑞紀(右)
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