-
2021.01.20
ラグビー|岩手|2021.01.20
東北初の中学生女子チーム
岩手ABLAZE R.F.C(アブレイズ)残る問題点を解決するために
アブレイズとして初参戦した北上市長杯で、滝沢南中に敗れたものの、堂々の1トライを奪った
先輩たちも中高時代は苦労していた。釜石出身のWTB平野恵理子(15人制日本代表・現スペイン1部リーグ・セビージャ)や、FL柏木那月(15人制日本代表候補・現日体大4年)も実戦の機会を求めて単独で他県に出向き試合に出場していた。平野においては中学でいったんラグビーから離れている。
こうした問題について、大澤代表は小中高の連携を図ることで継続できると考える。昨年はコロナ対策をしながら小学生や高校生の女子選手たちと合同練習会を実現した。男子と合同練習も頻繁に行い、ときには女子トップチームの試合動画を見て学んだ。冬は雪の積もったグラウンドを走り、夏は汗にまみれ、砂にまみれて練習した。秋には真新しいユニホームに袖をとおしアブレイズとして初めて大会出場も果たした。
「北上市長杯に出場できたことは反響も大きかったですね。たくさんの収穫もありました。これからもっと試合経験を積んでいくとチームが1つになっていくと思います。新しい試みなのでまだ手探りでやっているところ。女子は男子と違って難しいですね(笑)。選手一人ひとりの経験値や温度差があるので、そこはグランドレベルで高い目標にあげられるよう、緩く厳しく取り組んで次に繋げていきたい」と話す大澤代表。
次の展望として岩手の女子ラグビーは小中高連携事業のほか、高校女子の環境整備も模索されており、 選手たちの受け皿ができればより高みを目指していける。
U-13とのテストマッチを初戦で敗退し選手たちはリベンジを誓っていた
-
[人気記事]
[あたたにオススメ]