先人から受け継いだ町の宝を未来を担う子どもたちへつなげたい
くずまき高原牧場
(一般社団法人葛巻町畜産開発公社)
(一般社団法人葛巻町畜産開発公社)
Kuzumaki Kogen Bokujou
・住所:岩手県岩手郡葛巻町葛巻40-57-125
・TEL:0195-66-0211/FAX:0195-66-0755
・代表者:理事長 鈴木重男
・設立:1976年
・事業内容:乳牛雌哺育育成事業、搾乳・肥育事業、宿泊、乳製品製造事業
・従業員:81名
・HP:https://kuzumaki.jp/
100年先の未来を目指す
持続可能な東北一の酪農郷
持続可能な東北一の酪農郷
くずまき高原牧場は設立当初から、葛巻町の基幹産業である酪農業を中心にまちづくりのパイオニアとして走り続けてきました。事業の主軸となるのは、県内外の酪農家から仔牛を預かり2 年後に妊娠牛として返す「周年育成事業」です。牛の月齢に応じた育成環境を整え、標高 1000m 級の山々に囲まれた葛巻町ならではの傾斜地に放牧。酪農家からは「葛巻で育った牛の乳は良質で、足腰も丈夫になる」と高い評価を得ています。
また、平成 7 年からは宿泊施設「くずまき交流館プラトー」を始め、「ミルクハウスくずまき」や「チーズハウスくずまき」など、交流施設や乳製品加工施設を順次オープン。畜糞を利用した再生可能エネルギーの製造や木質バイオマス、太陽光発電などクリーンエネルギーに関する設備も導入し、これまで「畜産大賞」や「グリーン・ツーリズム大賞」、「日本農業賞大賞」など、さまざまな賞を受賞してきました。こうした多角的な事業展開は地域に多くの雇用を生み出すとともに、町内産業の中核を担う公的企業として重要な役割を果たしているのです。
かつて葛巻町は、鉄道や高速道路などがなく、企業誘致やリゾート開発には不向きとされてきました。くずまき高原牧場は、こうした環境の中「一次産業を主軸にしなければ町の未来はない」と考えた先人たちの並々ならぬ努力によって誕生したのです。葛巻町が東北一の酪農郷として 100 年先まで持続できるよう、私たちはこれからも邁進していきます。
牛乳やヨーグルト、ワインなど、くずまき高原で作られた安心・安全の商品は種類も豊富
- 移住者へのサポートが充実
葛巻町では移住希望者を対象に、オール電化や蓄熱暖房などを備えた定住促進住宅を整備しているほか、空き家の利活用や住宅取得のための助成制度も用意しています。町の最新情報を配信する情報通信アプリ「くずまきライフビジョン」もあり、初めての土地でも安心して新生活を始めることができます。
- 廃棄物が出ない循環型酪農経営
くずまき高原牧場では畜糞を原料にバイオガスを生産し、電気と熱を生み出しています。製造工程で出る排液は良質な液肥として、固形物は堆肥として利用。町内の間伐材を使った木質バイオマスや太陽光発電などの設備も整え、クリーンエネルギーを活用することによって循環型酪農経営を実現しています。
- 爽やかな高原で自分らしく働く
牛の世話や飼料生産といった酪農業はもちろん、パンやチーズの製造、レストランやホテルにおける接客など幅広い職種を用意。そのため「北緯 40 度、ミルクとワインとクリーンエネルギーの町」をキャッチコピーに掲げた自然豊かな葛巻町で、自分の強みを生かして生き生きと働くことができます。